パーソナル・スペース

 

 

 本日、コウモリのパーソナル・スペースの記事&論文を読んでいて(コウモリは実に「哺乳類的」といいますか、「人間的」だったりします、、、っていうか、実際に哺乳類なんだけどね)ふと昔のことを思い出しました。

 

 ペレックは昔々ドイツに住んでおりました。そのころ、子供たちがすでに幼稚園に通う年齢だったのでほかのドイツ人(や移民)のお母さんたちとも知り合いになり、家の行き来があったりしたのですが本人がドイツ人のドイツ人(ええとですね、ここでは親もドイツで生まれて本人もドイツで育った人のことを指しております)の場合、まず体の接触がなかったですね。話していても必ず一定の物理的な距離がありました。

 

 が、これがポーランド人になると(ドイツにはポーランド人がこれまた沢山住んでいまして、我が家の子供たちも週1でポーランド人学校?に参加していました)、アハハ、アハハで相手の腕をつかむ、体を寄せてくっつけてくるのは日常茶飯事。ペレックがポーランド語を話すとわかると、20cmはあったスペースがズイズイと寄ってこられて10cm以下となり、むっつりとしていたおばあちゃんまでニコニコ話し始めます。仲良くなったマケドニア人もそんなタイプだったかな。

 

 さらにトルコ人となると、これはもう「パーソナル・スペースってなんぼのもんよ」という方が多くて、こちらがジリジリ後退していたことを思い出します。(あ、でもペレック個人的にはトルコの人たち好きなのよ)

 もちろん個人差はあるでしょうが、国民性は結構反映しますね。わりと騒がしい国民ってパーソナルスペースが小さいかな、、、ええ、ポーランド人も騒がしい国民です。