美への執念 ~戦時中~

 

 

 先日、娘が鷹師入門のコースに参加するため少し離れた町まで出かけるというので、送りがてら旦那とクラクフ観光でもしようと出かけてきたのは、あの有名な映画「シンドラーのリスト」に出てくる工場の博物館。

 

 ポーランドにはワルシャワにユダヤ総合博物館?ともいえる「ポーリン」がありますが、このクラクフの博物館は戦時中がターゲットです。

戦時中の町の様子なども再現されていて、なかなか見ごたえがあったのですが、ペレックをうならせたのは当時の美容院。

 

f:id:Nietoperek:20180924205909j:plain

 

 上品じゃないですか。

 

f:id:Nietoperek:20180924205928j:plain

 

 なんだか、エレガントでうっとりしてしまいました。

 

 そしてふと視線を泳がすと当時の値段表がかけてありました。

 

f:id:Nietoperek:20180924205950j:plain

 

 さてさて、どんなことをやってもらえるのかしら・・・と目で追っていくと、あたしゃ、のけぞりかえりましたね。

 

 戦時中ですよ。

 

 なのに(?)眉毛や睫のカラーリングですか?!

 

 マニキュアですか?(私はこのご時世でやってないわよ・・・汗)

 

 すごいわ・・・今現在でもポーランド女性の美の追求は並じゃない、と思っていますが、これって平和ボケとかいうわけじゃないんですね。

 

 もぉ、彼女たちの中のDNAに書き込まれているんですね。

 

 恐れ入りました。

 

夕方、娘を迎えに行くと、鷹師のコースのはずなんだけど、なぜかふくろうと戯れていたらしい娘。

f:id:Nietoperek:20180924210057j:plain

ま、いっか。