チャリティー
年末になると、あちらこちらでチャリティー運動が始まりますね。いいことです。自分のことだけじゃなくて、周りを振り返る余裕。助けられる人は自分のできる範囲で助ける。(なで、ここで自分のできる範囲を強調するかといいますと、時に強制?のボランティアなんてものがありまして、それをされた日にはこちらも助ける気もなくなるってやつですね)
しかしこちらポーランド。人間の場合は、飢え死にすることはまずありません。その助けがいかに貧相でも、人が飢え死にすることはなく、そういう意味では日本よりセイフティー・ネットが張られているかな、という気もします。
でも、動物の場合はそうはいきません。
彼らのセイフティー・ネットは人間の善意です。
残念ながら、自然に生きている動物たちも、さまざまな形で人間が関与しているので、強引ながら「人間の善意」が関与しているといっていいかもしれません。
ということで、ここ数年は愛玩動物の民間シェルターに少し寄付をしていたのですが、これからしばらく野生動物保護活動のほうに寄付をしようと思います。
人間と自然の関係を考えさせられた、この本。チンパンジーの研究で有名なジェーン・グドールが書いていて、植物・自然に焦点が当てられています。
さて、それでも目の前で苦しんでいる人をスルーするのも考えもの。
先日、店の駐車場で食料を車に詰め込んでいるとき、久しぶりに?声をかけられました。
『ああ、そんな時期か』とふりかえると、まだ20代の若い男性。
「すいません。お金が足りないんです。恵んでください」
ん~。。。今ペレックが住んでいる地域は本当に失業率も低く、労働者の手が足りないぐらいなので、これだけ若いお兄さんなら引く手数多の気がするんだな。。。
と、思ったけどとりあえず。
「ん~、私買い物はカード決済だから、現金持ち歩いてないの。もし、よろしければこの、今買ったパンお譲りするけど?」
といってみました。
ここでパンを受け取ったら、本気でお腹がすいているんだろうということで、果物も追加でいくつかつけるつもりだったんだけど、お兄さん、フリーズ状態。
そして一言。
「あぁ、、、いや、いいです。ありがとうございました」
と、行っちゃったわ。
お腹はすいてなかったのね。食料は要らなかったのね。
うん、礼儀正しい彼だったんだけど、何気に後味悪かったのは確か。
その後家に戻って、鳥のえさ台に気前よくひまわりの種をぶちまけたのは言うまでもありません。