コウモリ作品コンクール

コウモリ作品コンクール

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 ポーランドには、アマチュアだけどただただ好き、というコウモリ愛好家から専門家の組織といいますかグループがいくつか存在します。さらに、このコウモリのおかげでEUから援助資金が出て地域の歴史遺産建築物を保存していたりします。冬のポーランドは非常に寒いので建築物内で冬眠することは少ないのですが、夏のあいだですね、日が出ている間休む場所として教会の屋根裏などが好んで利用されています。彼らの排泄物が床などを痛めないように、またそのついで(?)に屋根も直せるので「コウモリの生活空間を保護しながら町の歴史遺産を残せる」(それもEUのお金で、というのが魅力度倍増らしい)ということで、町自体がコウモリの保護に乗り出しているところもあります。

 

 そんなポーランドの南東部で先日、この国に多くいるポトコーヴィェッツ(英語名  lesser horseshoe bat )というコウモリの作品コンクールがありました。コンクールも年齢別、カテゴリー別で子供の部門から大人の部門もあり、ペルカ、実は「このコンクールなら人気もそれほどないだろうから賞が取れるかしらん」なんて、邪な思いを抱いておりました。

 

が、が、蓋を開けたら応募点数は約300点ていうじゃない!

 

300点?!

 

ちょっと、話が違うじゃない。

 

さらにポーランド国内だけじゃなくてチェコからの応募もあったそうで、それを聞いた瞬間「もうちょっと気合を入れて作るんだった~~~」と思った私。←応募するならはじめから気合を入れましょう。

 

 

 それでも、大人の部門で入賞できました。イェイ!

 日本人てやっぱり手先器用なのね~。だからきっと要求度も高かったのね。だって、私日本じゃ「あなたは不器用」と烙印?まで押されていたんですもの。

 

 

仕事の合間にサクサク&ちょいちょい製作していたので、自分の中では「うん、まぁ、これでいいかな」という感想だった作品。

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これからは、応募作品たるもの、「(自分の中で)これが目に入らぬか!」ぐらいのものを出したいと思います。ま、そんなスバラシイ物が作れるかどうかは別としてね、、、。

 

 

 

 

で、入賞した記念に賞状とコウモリのシャツ、そしてシールセットが届きました。

 

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おまけ:顔が馬の蹄鉄に似ているのでポーランド語でも馬の蹄鉄(ポトコーヴィェッツ)から名前が取られています。この顔ね、アニメにすればかわいいけど、実際は、、、、うん、「キモかわ」かな、と。