ウィルスの次は水不足

 

 

 コロナで、多くの産業活動が停止中のポーランド。ですが、この国ここ数年「それ、それ~」というような勢いで国の貯蓄をばらまき(それも多くは現政権に関係ある機関とかプロパガンダ用という金の饅頭のにおいがプンプン、「お主も悪よのぉ」と悪徳代官のセリフが何故か耳の奥に聞こえてきそうな類ですね)、そのおかげで国庫にお金がないそうです。日本も補償金がなかなかおりない、と聞いていますが、こちらも同様、まだおりていないしおりるかわからないし、早く決めてくれないのですでにあちらこちらで集団解雇が起こっています。特に家具系の大・中企業がかなりの人員を切っていますね。個人飲食店は、いうまでもありません。

 

 でも、このままでは、企業からの税金や国民が支払っている健康保険などの収入が激減してコロナ以外で病気になった人たちが治療を受けられない、つまり国がすっからかんになるということで、来週から徐々に縛りを緩める予定だそうです。経済をこのまましめつけると、コロナ以外で死者が出るということですな。

 

 経済を締めつけを緩めるといいましても先行き不透明、とくに雇用状態が怪しい今、国民の購買意欲は高くありません。リンクトインでも、多くのスキルある人達ですら仕事を探している模様です。

 

 なのにですね、ポーランド、ここ数か月の水文観測をみるとここ50年で最悪の記録を更新しているそうです。そもそも驚異的な暖冬で雪がなく、干ばつだと騒がれていた昨年の今頃に比べても断然少ない。ポーランドを流れるビスワ川のワルシャワにある観測地点では、去年の今頃でさえ水位が100㎝ぐらいあったところが、今年はすでに70㎝を切っているとか。

 

下の地図をご覧くださいませ。土壌の湿度の計測結果。4月なのに土壌中の湿度が0%になっているところもあります。つまり、種まきなんてしても「無駄」のレベルですね。

 

 

 

 

 干ばつ、、、ポーランドは農業貯水率が非常に低く、農作物は雨頼み、といいますか、もう神頼み?!ですので、このままいくとこの夏は不作。すなわち農作物価格の高騰とつながります。ただえさえコロナで経済的に打撃を受けている、今受けていなくてもこれから大きなパンチが飛んできそうなのに、ここにきて食料品の値段があがる可能性大。

 

うん、これは保存食のバリエーションを増やさなければ。。。