アブラハムには阿波踊り  

 

 

 

 幼稚園ぐらいのときにお遊戯会?などで踊った『アブラハムの子』。皆さん、まだ歌えますかね?

 そうそう、『一人はのっぽであとはチビ~』と続きます。

 

 なんで突然アブラハムかといいますと、先週末友人の誕生会がありました。ポーランド(といいましても、かつてハプスブルグ帝国の支配下にあった地域で多く執り行われているそうですので、現在のシレジア地方などが主でしょうかね)では50歳の誕生日をアブラハムといいまして、盛大にお祝いします。

 

 昨年末から奥さんが一人でこっそりと用意したこのご主人の誕生会。会場の手配や招待客との打ち合わせを旦那に秘密にしながらガンガンすすめました。招待客も、「テーマは70年代なので、その格好で来てね」というリクエスト付き。ネットで70年代ファッションを見てめまいがした私。その横で喜んでいる旦那。しかし、この夫婦の頼みならやりますよ。着ますよ。自分の姿を、鏡で正視できなくてもやりますよ。

 

 もちろん70年代ファッションの服なんて家にありません。70年代に小学生だったという知り合いは、小学生の格好で挑んでいましたが(この、50過ぎたおじさまの、小学生ファッションは絶句を通り越してある意味潔く、半端なく格好よかった 笑)、我が家は会場までちょっと距離があったので万が一、出かけている途中に車から降りなければならない事態に遭遇しても、『ちょっとイッちゃった70年代の人』程度の仮装衣装を借りて出かけました。

 

 ああ、会場ではすでに参加者がわらわらと、、、すごい恰好で準備しています。カリフラワーのようなようなカツラや襟足が長い、ひと昔ふた昔前にいたようなロック歌手がうごめいています。映画マンマ・ミーアの世界ですわ。そして、誕生日の主役が会場に登場するとファンファーレが響き、紙吹雪ですよ。紙吹雪。サプライズの誕生会だったのでそりゃ、驚いたでしょうが何が一番驚いたかって、参加者の衣装に違いない。笑

 

みんなカツラです。

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ああ、これぞ70年代(らしい)

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 あとは、飲んで踊っておしゃべりして(というポーランド式宴会)…を夜中まで続行。帰りは運転担当だった私は、飲むことができないのでしらふで踊り続けなければならないという苦行つき。

 

 ちょっぴりは飲まないと、踊っていても足がもつれるどころか、そのうち自分の踊りが盆踊り、はては阿波踊りのようになっている気がして後日友人宅でビデオを見るのがとっても怖いのです。

 

 エライヤッチャ エライヤッチャ (←私の父は見事な踊る阿呆踊り手でした 汗)