中世に戻った夜
週末は国中で風が吹き乱れたポーランドですが、そのおまけとして必ずついてくるのが停電。全世帯というわけではありませんが、くじ引き?のように、どこかの地域がババをひく、というのが普通ですね。
今回、ペレックの通りがババを引きました。涙
月曜日の朝、ベッドから起きがけにランプをつけようとし・・・つかない。この時点でいやな予感が。
完全に起き上がり、部屋の電気をつけようとしても・・・つかない。
でた。
でたよ。
我が家の台所はガスなので、電気ポットじゃなくて鍋で湯を沸かさないといけないかな、と思いながら台所に下りていけば、あら、オーブンの電子時計はついている。冷蔵庫もついている。(ありがたや)電子ポットも稼動する。けど、台所の部屋の電気はつかない。
我が家の電気配列は2回線になっていまして、台所部分のライフライン?部分とその他に分かれていいます。今回は、ライフライン系統以外の配列が停電、ということで
『じゃ~、余裕でまてるかな』
と思ったのが甘かった。
今まででしたら、たいていその日の午後には電気が戻るのですが、今回は午後3時を過ぎても戻らない。夕方に向かって気温が下がっていているのですが、電気作動のガス暖房(!)が当然使えないので、暖炉に火をおこします。
どんどん暗くなっていくのですが、近所いったいの家もみな真っ暗。昨晩、暖炉がない家はつらかっただろうなぁ~。。。夜には雪まで舞いましたからね。家の中も、ろうそくや懐中電灯を持って移動する始末。トイレですら、ろうそくを持って入りましたから。
趣味で蝋燭台を集めているのですが、これが最近一目ぼれしてガラクタ市でゲットした蝋燭台。
息子は明日試験とか言っていましたが、なんせ電気がないので懐中電灯とろうそくで勉強しなきゃいけない始末。「ここはベネズエラか」と嘆きながら暗い部屋で勉強する子供。
いったいいつの時代よ。
最終的には、やることがないので8時近くには寝る準備を始めたペレック。
朝、近所の家のアラームの音で目を覚ました私。
『あ、電気が戻ったのね』と時計を見ると朝の5時過ぎ。
しかしその後の2時間はすごかった。数箇所の家でアラームが2時間なりっぱなし!怒
どんなアラーム設定してるんだ?!
今回の24時間停電で、予定外の『中世逆戻り~インターネット・デトックス~』を強いられた私。おかげ?で紙の教科書をがんがん読み進めることができました。(その成果は問わないでね・・・)