寒さ冷たさラプソディー

 

 

 昨日からポーランドの東の方では大寒波がきておりまして、ドカ雪、渋滞、そして停電という、冬の迷惑なトリプルお客さんが一斉にご訪問という状態になっておりました。多少迷惑ってぐらいな客なら居留守でやりきることもできますが、こちらは居留守しても意味ないし追い返すことも不可能、という質の悪さ。

 

 我が家は南部ですので特には影響はなかったのですが、ガスのボイラーが・・・。年末のトイレ交換に続き、『これもそろそろ寿命だよなぁ』とひそかに思っていたのですが、もう、ひそかなんてもんじゃなくて公式マークつけてもいい感じです。

 ボイラー点検の人にも『そろそろ交換ですねぇ』と言われていたのである程度心の準備はできていますが、今朝も自動点火するはずのガスがついていない。つまり、朝の暖房がついていない。

 

 ということで、息子に雪の降る中パンを買いに走らせているあいだ、旦那は暖炉の準備。私は朝食のコーヒー準備。そして、暖炉や煙突を毎年ちゃんと点検している自分達をほめたくなった!だって、昨日、近所の家で暖炉用の煙突を解体している家があったんですもの!

 この雪が降り続いているような陽気の中、煙突の解体ってそうそう、計画しませんからね。にっちもさっちもいかなくなって、この冬の寒空の中の工事となった模様です。その間暖炉は使えないでしょうしねぇ・・・。

 

 

 さて、冬の寒さは嫌だ・・・といいつつ、寒さ(冷たさ?)にほぼ毎日感動している台所の私。

 年末、注文していた『お櫃』が日本から届いておりました。それほど安い買い物ではないので、「あんた、しつこいよ!(怒)」って言われるぐらい、多くのコメントやサイトを見て研究。そして手に入れたのがこちら。

 

田舎が四国だった私は当然「関西お櫃」。

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 これで、昔の江戸人が朝ガッツリお米を炊いて夜もそのご飯を食べていた理由が判明しました。だって、おいしいんですもの!!!!!

 ご飯の水分が可もなく不可もなく、もちもちとした状態で続きます。我が家は土鍋でご飯を炊くのですが、中に置いておくと、最終的に湿気でベチャベチャしてしまうのです。

 しかしですね、炊けたご飯をこのお櫃に入れておくと、炊けた段階で「あれ?ちょっと水分多かったかしら」てなご飯でも5分ぐらいお櫃に入れておくといい感じにほっこりご飯になりますし、そのご飯を夜まで置いておいても、冷めていますが持っちり感があっておいしい。

 ご飯の味にうるさい息子も大絶賛。

 

 特に海外に住んでいると美味しい日本のお米はなかなか手ごろな価格で手に入らないので、そこそこのお米で、おいしく食べられるという手段としては、このお櫃はコスパ最強ですね。