認知症かメンヘラ、究極の選択

 人間でいうところの、40歳のリリットさんとの生活に慣れている私たち夫婦に、人間3歳児並の子犬の世話は考えていたより重労働でした。苦笑

 旦那も私も40代ですので、リリットさんとはこう、阿吽の呼吸で生活リズムが合うんですね。が、3歳児に阿吽の呼吸を要求してはいけない。

 最近は朝、旦那と「なんだか、まだ眠いね」と言いながら起きる日々。小梅ちゃんは夜のトイレに庭へ連れて行かなければなりません。これが永遠と続くわけじゃないから、我慢我慢、と念じつつ早く一晩通して寝たいと願っている私たちであります。

 

同世代のリリットさん。もう、言葉なくても通じ合えます。

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 さて、ポーランドの首相、やっちゃってくれてますね。イギリスの経済高級紙「ファイナンシャル・タイムズ」でポーランドはEUにピストルを突き付けられているようなものだ、とか、ポーランドとEU の間で世界第3次大戦が始まったら、、とか言っちゃうし。もう、びっくり。

 ポーランド、現政権のやりたい放題で民主主義の基本が揺るいでおりまして、さらにはEUで決められている法よりもポーランド(っていうか、現政権が作り替えた)の法を優先すると言い切ってしまいました。ですので、EU の基本理念が尊重されないならEUの補助金は出せない!と言われたのですが、そうしたらポーランド(の現政権の人たち)、逆切れしてますからね。

 首相をはじめとして、ポーランドとEUの旗が一緒に掲揚されていたものをこれ見よがしにEUの旗だけを削除した政治家は「なんで私たちポーランドを仲間外れにするのよ!」と怒り出し、はたまた別の政治家は「補助金なんてポーランドには必要ない!」と言い切ってみたり。(そしてその舌の根の乾かぬうちに「EUは期日に金を振り込まない」とかシレッと言うし)

 たまに、この人たちって健忘症なのか、それともメンタルがいかれているのか、それともそのどちらともなのだろうかと考えることがあります。

 こう、言動が一致しなさすぎて、周りの人間が自分のほうがなにか勘違いしたのか?と心配にさせる人たち。

 むか~し、ポーランドでこういう場面に自分が出会ったとき、自分のポーランド語能力に問題があったのだろうか、と思い悩むこともありました。

 が、時と共に私は悟ったのです。

 一定数の人間は作為的に過去の言動をすり替えていることに。

昔、仕事でもそんなことありましたね。

一緒に働いていたポーランド人の通訳さんが、私にケチつけてきた経理課の女性に「ちょっと、貴方さっきと話が違うじゃない。ポーランド語で話ししたわよね?」と、この経理の女性の認知症状?を指摘してかばってくれたこともあったなぁ。

 だから仕事では、言った言わなかった、と水掛け論を避けるために書類を製作する、とはいいますが、同じ社内での小さな約束事にいちいち書面で確認しませんからねぇ。ほかの現地の会社で働いたことある日本人の話を聞くと、多くの人が同じような経験していますので、すり替え作業の好きな人は結構な数でいるのですね。そして他の人に責任を擦り付ける、と。

 はい、ポーランドの現政権の政治家、そんなメンヘラがわらわらいらっしゃいますわよ。

 

 

 

 

 

差別と憎悪と試練

 

 

 先日、スープとパンを食べていて、歯を割った私。ナッツとかをボリボリ食べていたんじゃなくて、スープですよ、スープ。自分でも不思議で仕方がないのですが、我が家担当?の付き合いの長い歯医者さんに泣きついたら、翌日の朝にすぐ予約をねじりこんでくれました。(この、スープで歯に問題というパターン、これが初めてじゃないんです、、、って、私が作るスープはなにか根本的に間違っているのか?!)

 

 と、私は自業自得?とまではいかなくても、納得もいかなくとも、とりあえず自分で作った食事で歯がおれてしまったということで、「仕方ない」、と自己完結できましたが、つい先日アメリカで突然石のようなものを道で襲われて顔面骨折や歯をやられた日本人女性の方がいらっしゃいましたね。

 自分の事じゃないけど、心が折れそうになりました。

 彼女の目に見える傷もさることながら、心の傷も早く治りますように。

 アメリカのアジア人憎悪、強烈なレベルになってますね。

  

 

「海外書き人クラブ」メンバーの『コロナでの差別』記事。ポーランドを担当しました。

www.jiji.com

 

 

 今、ポーランドはコロナの「イギリス・バージョン」が猛威を振るっています。ふと、これが日本バージョンやアジアのバージョンと呼ばれていたら、、、そうだったらと思うと、怖い…。

 

 今現在、私の住んでいる場所は買い物のレジで前にいるおばちゃん(いや、私もおばちゃんか 苦笑)が私に話を振ってきたり、信号待ちでどこぞやの爺様が「いい天気だねぇ」とお話を始めるような緩い空気なので、このまま、このままでコロナは収束してもらいたい。

 

 今日も平和な我が家の猫たち。このコロナ禍で、ポーランドはペットを飼う家がすっごく増えたそうです。

 

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 見てる分には癒しなのですが、実はリリットさんは下で水を飲んでいるんですよ。それを上からドヤ顔で観察、さらに何か煽るニカさん。毎日のようにリリットさんについて回って、ストーカーまがいのことをやった挙句に、寝てる彼女をはたこうなんて企てるニカさん。 一人っ子大好きのリリットさんの試練の日々はあと少し、続きます。(ていうか、一人っ子が特別好きじゃなかったとしても、相手が悪すぎる 汗)

 

 今日のタイトルは、負の3連発だわ・・・。

12月の悩み事

 長らくブログをご無沙汰しておりました。理由の一つに、なんと、あのリンゴをさばく闘いの末に軽く腱鞘炎状態になりまして右腕が大変なことになっておりました。

 

 はじめの頃は、「篠笛の練習のしすぎかしら」なんておこがましい考えが脳裏を横切ったりもしたのですが(考えるまでもなく私の練習量で腱鞘炎なんかになるわけがない 汗)、腕を一番酷使したのはリンゴですね。

 

 リンゴを『むく』、なんてかわいいもんじゃなくて、『さばく』という言葉がぴったりの風景がしばらく続いておりましたので、どうもそれで腕をやられたようです。

 

 そして性懲りもなく今度はスライサーでカットしてリンゴチップを作っている私。学習能力に見放されているに違いない。

 

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 そもそも私、筋肉体質じゃないのですが、こと腕に関しては人間の体として機能する最低限の筋肉しかついていないようで、自転車なども前に籠なんてつけた日にはハンドルを切れなくて転ぶのは目に見えています。それでもこの年まで人並に生きてこれたのは、文明が発達したからなのよね~。力が資本で命の時代だったら、すぐに蹴り落されるわ。汗

 

 

 さて、実は別の町で暮らしている娘が猫をどこぞから引き取って育てています。シェアハウスに住んでいるので、他の住民皆にかわいがられているようですが、問題は彼女がそろそろクリスマス休暇でこちに戻ってくるときですね。

 

あざとい可愛さで、他の部屋の住人からハムなどをねだってもらっているらしい。

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 だって、我が家には一人っ子をこよなく愛するリリットさんが君臨しています。

 他の猫がいると、確実に拗ねます。威嚇します。不機嫌さを隠そうなんてみじんも思っていません。

 

 

 娘の猫が同じタイプじゃないことを切に願っているのでした・・・。

勝利を収めた熱き「たた蚊い」

 こちら周りの町が、続々とコロナのレッド・ゾーンと呼ばれる、感染者急増の地域に住んでおります。本日から、再び感染者急増の地域は日常生活の制限が出ました。ただいまポーランド、結婚式シーズンでありましてここで感染する人がすごい数なんですね。日本の結婚式は皆さんお行儀よくお開きになるまで自分の席についておりますが、こちらはお酒が入ると無礼講で招待客で知ってる人、知らない人誰でも彼でも夜更けまで一緒に踊りますからね。

 これで感染しないわけがない。

 

 さらに、国は日本のgo toなんたらじゃないけど、18歳以下の子供のいる家庭に「旅行クーポン」を配りまして、旅行に行けと・・・。確かに旅行業界、ただいま溜息吐息といいますか、生き絶え絶えのところが少なくありません。そこにカンフル剤を、ということなのでしょうが、このクーポンもかなりしばりがあります。

 使える場所や機会がかっちり決まっているので、糸の切れた凧のような勝手気ままな旅行をする我が家には無用の長物だな、ということで「え~私もほしかった~」とかいうのはなかったのですが、でも、でもですね、今この時期にこのクーポンもらってどうしたらよろしいんでしょうか?

 

 子供のいる家庭に『旅行に出かけてらっしゃい。感染したら自己責任ね?(ニコッ)』ということですかね。私の理解力が足りないのか、政府のしていることが斜め上をいっております。

 

 

 ということで、やっぱり今年の夏は進め開拓!と、緑のジャングルの中で埋もれているのですが、まぁ、自然いっぱい = 蚊もいっぱい ということで、ここしばらくなかなか思うように仕事ができなかった私。

 でも肌があまり強くないので薬を塗りこむのも気が引ける・・・で思いついたのがこちら。

 

 養蜂用のネットをかぶってみました。足元は長靴、服装はもちろん長袖長ズボン。

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 やったわ!

 私、勝ったわよ!笑

 

 初めは蚊の方も寄ってくるのですが、すぐにあきらめてどこかに飛んでいきます。私も耳元であの「プィィィーーーーン」という、音だけで体がかゆくなるようなあの羽音をきかなくてよくなり、もう最高。

 

 心置きなく、キイチゴの間に断りもなく勢いよく生えていたシダをカット。

 

 そして働いていたらいいことがあるもんですね。

 

 

先日気が付いたうれしい発見。

開拓地内にヘーゼルナッツの木があった! 

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今年の秋はヘーゼルナッツが食べ放題の模様です。

 

と、蚊の問題から解放されたと思ったら、ここ数日は一気に10度ぐらい気温が上がりまして30度越えが続いています。ということで、ただいま蚊との闘いではなく気温との闘いとなっております。

 

暑すぎてばてている我が家のリリットさん。

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今年のバケーションの行方

 7月に入りました。ポーランドのバケーションシーズンの開幕です。といっても、今年はコロナで飛行機の便は減っているし、下手にコロナの第2陣とかに巻き込まれると帰国するのが大変(前回の国が用意した帰国便、チケットが結構なお値段したようで帰国した人の中からかなりのブーイングが飛んでおりました)なので国内で過ごす人が増えるとか。

 

 「私のバケーションは万年庭ですのよ」←リリットさん談

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( 飼い主として言い訳させてもらうと、彼女は知らない場所が嫌いなのでどこにもつれていけません。)

 

 

 先週、ちょっと野暮用がありまして旦那とポーランドの北の方に出かけておりました。つまり海のある町なので夏のポーランド人のバケーション地なのですが、もぉ、すごい人。例年よりは少ないそうですが、それでもレストランもバーも大通りはほぼ席が埋まっています。

 

 そう、問題は「ほぼ」というところでしょうか。この時期、週末の夜に「ほぼ」埋まりじゃだめなんだそうで。客があふれるぐらいの満員御礼が普通らしいので、飲食業経営の人にはまだ喜べる段階じゃないようです。

 

泊まったホテルから撮った朝の風景 

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(いやぁ、、、ホテル自体は問題なかったのですが、なんせ通りの音量がすごく深夜までにぎやかで、また朝型には何をおもいつめているのか、突然男性の『愛がすべてだ、オォォォォーーー』と運河に叫んでいる声で目が覚めたので、旦那と「次回ここナシね」と確認)

 

 

 でも、私個人的には今年のバケーションはありません。開拓地で草刈りの日々が待っている・・・。旦那には「よろこべ!森林浴だと思えばいい!」とか言われましたが、ええ、確かに森林浴といえば響きはいいんですけどね・・・私、なにか騙されてる?!

薬草仕事

 開拓地もさることながら、今現在の居留地も手入れしないと不味いでしょう、ということで本日は庭の手入れ。雑草を鎌でかり、引き抜いてなんとか見れるようにする一方で只今紫蘇の芽がガンガン出てきまして(第2弾の種まきは成功。第一弾は、早すぎたわけじゃないんだけど今年のポーランドの気候が想定外に寒くて芽が出なかった・・・)間引きもするのですが、こう、もったいない根性が出てきましてとにかく量が欲しいので鉢に植え替えて只今テラスはシソワールド状態。植え替えた一部は、開拓地の方で育ててみる予定ですがとりあえず、紫蘇は我が家の台所にどうしても必要なのでガンガン育てます。

 

まだ、間引きの必要ありますよね、これ

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間引きしたものを鉢植え。おいしそうな紫蘇ワールド

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セージとピィォウンも乾燥中。カーテンレールで干しちゃってます。

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 セージは日本でもなじみが深いので説明はしませんが、こちらのピィォウンはヨモギと似ているけど香りと味がちょっと違う。でも効用は結構似ています。胃腸の調子が悪い時に服用したり、アルコールにつけて味を付けて飲んだり。また月経不順といいますか「やだ!今月きてない!まさか?!」というときに昔のスラブの女性が急いで服用した薬草です。ですので「乙女の薬草」という異名もついております。

 

こちらが乙女の薬草

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 ポーランド、今の政権は母体に危険があろうがなかろうが、完全中絶禁止を目指しているような政権なのでそのうちどこの家庭でも栽培されるようになるかもしれませんね。汗

 

 

そしてこちらの薬草猫は。。。人間の血圧を下げて幸せホルモンをいっぱいだしてくれるそうな。

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そこまでやりますか

 

 

 

 

 先週の半ばから、全国の学校という学校が休校になったため(例外は特別学級)、息子は同じ町出身の友人たちと通達の出たその日の夜に車で家に戻ってきておりました。が、娘は只今某企業で実習中で、すぐには移動できなかったんですね。

 

 そんなこんなしている間に、ポーランドは国境を閉めて、さらに国内線の飛行機すら止めはじめました。会社のほうも、在宅勤務が増えてきて娘の実習先も『もう、在宅で』ということになったらしく戻ってくることになりました。

 

 はじめは電車の切符を買ってやろうかと思ったのですが、夜には国内の長距離列車の接続がなくなるインフォメーションが流れました。

 

 国内の移動も制限ですよ、これ。お隣の国チェコは家を出るのにも制限が出たそうですから、それに比べればましかもしれませんが、いや、これも時間の問題でしょうか。

 

 で、昨晩夫が娘のところまで車を飛ばし、今朝二人で戻ってきたのですがこれまた記録的な速さで帰宅。道を走る車も少なく、めちゃくちゃ飛ばしてきたそうです。(ま、夫がそもそも飛ばし屋という噂もある 汗)

 

 今、閉まるのは学校だけでなく国中の飲食店、百貨店が閉店を余儀なくされていています。在宅勤務といっても、できる仕事とできない仕事もあるので、この先この業界の人たちの生活がどうなるかも気になります。

 

ああ、いい加減このコロナ関連のニュースはうんざりです。

 

ということで、庭に春を探しに出てみました。

 

あら、こんなところにテントウムシ。

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あら、こんなところにリリットさん。

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はやく気持ちのいい春が来ますように