猛獣使い
近年、ポーランドに限らずヨーロッパ全体で毛皮製品が動物愛護の観点から相当たたかれています。ですからメチャ毛皮のコートを目にするとある意味「こりゃまた、すごい勇気」と妙な感心すらしてしまうペレックです。もう、あまり見かけることはなくなったのですが、それでも一番毛皮を着ている女性といったら、教会に通う年配者ですかね・・・。まぁ、教会は動物に魂はない、と言いきっていますからね。てことは、毛皮でミサに来てもノープロブレムでしょう。
ペレックも毛皮は着ません、(首にも)巻きません。無知だった昔は、無駄がないように毛皮をとっていたと思っていたのですが、実際はその反対で毛皮のために動物が命をおとしていたんですね。
無知というのは恐ろしい。。。知ってしまうともっと、恐ろしかったりもする。。。汗
さて、最近図書館から借りた本にオリジナルのタイトルはPart of the Pride. My Life Among the Big Cats of Africa、ポーランド語タイトルを直訳すると「猛獣使い」があります。
実際にアフリカの保護センターでライオンやハイエナを相手に素手で渡り歩いているケヴィンさんの話。
彼の生い立ちから始まりライオンとの生活から密猟者の話まで、非常にいいテンポで書かれていて2日で読み終えました。
まず、あの大きさのせいか「めんこい」とか「愛らしい」とはなかなか、こう、ホットな感情回線がつながらないのですが、読み終わるとライオンや大型獣に対するイメージがぐっと変わります。
読み終えて、「ライオンを飼いたい」なんてことは絶対思いませんが、「かわいいなぁ・・・」とは思えます。
年末年始、お時間がある方にお勧めの一冊。
こちら、我が家のミニ・猛獣。