69歳
いえ、タイトルはペレックの年齢じゃありません。あしからず。
犬や猫の生態学や生物学系の本は割りと我が家にあるのですが、鳥類の生物学系の本がほとんどないと最近気がついた私。
ちょっと興味もあるのでポーランドの本屋さんでチェックしてみても最新のものは養殖系に傾いた本がほとんどで、純粋に生物学を扱っているものがないなぁ、と古本のほうも眺めていたら目に入ってきた本がこちら。
表紙がすでにパリパリ・・・。
タイトルも「鳥の生物学より」と、直球ストライク並み。
中もどの見開きにも鳥のイラストがはいっていて見ていて楽しい。
文体も簡潔で気持ちよく読めるので、一体いつ発行されたものだろう、と発行年代をみてのけぞりかえりました。
1950年だって。
69歳ですよ、この本。
なのに、今でもポーランドの鳥関係ではお勧めの本に推薦されています。この手の本は、どんどん情報も新しくなるから上書きされるものだと思っていましたが、いい本は半世紀を過ぎても推薦されて読み手をにっこりさせるものなんですね。
まだ読んでいる途中なのですが、読みやすさといい、その詳しさといい、久しぶりの「拍手喝采」の古本にあたりました。
読まなきゃいけない教科書もたくさんあって、目薬差しながら読み進めているのにまた別の本を買ってしまいました・・・。←これだけ学習能力がないのに性懲りも無く学習中 苦笑