エコ de 温度差

 

 

日本ではヨーロッパはエコ意識が人々に浸透している・・・という報道が時々見られますが、これ、国によってかなり温度差があります。

 

ポーランドに住んでいる身としては、東(ウクライナ)をみて「あ、眩暈がする(ほどいい加減)・・・」と思うけど西(ドイツ)と南(チェコとスロバキア)を見て「がんばれ、がんばれポーランド。ただえさえ、人口数が多いんだから」と思う私。

 

本年度最後の気まぐれ?で、本日は旦那とチェコとの国境沿いにある町オストラバにある動物園に出かけていました。家にいた娘を誘ってみたら、獣医学部では1年次に動物園&水族館にでかけると、進級できなくなるというジンクスがあるそうで、速攻断られました。苦笑

 

さすがに年末だし寒いし、で人が少なかったので気持ちよく見て回ることができたのですが、あちらこちらに動物に関する記載とともに、エコ情報(ごみの捨て方・家庭ごみの減らし方等)が子供目線で表示されていて「ほぅ」とちょっと不意打ちを食らったペレック。

 

 

動物園の入り口にある「着なくなった服を像のためにBOX」。なんのこっちゃと読んでみると、不要になった服が一袋で、象牙の違法取締りをする捜査犬たちの一日分のえさになるとか。3ヶ国語(チェコ・ポーランド・英語)で表記されています。

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灰色を覆うヨーロッパの冬にみるフラミンゴ。脳天打ち破るような派手さが心も打ちます。はい。

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3匹で延々と追いかけっこを楽しんでいたカワウソ。

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ゾウさんのお食事タイム。手前のチビちゃんは昨年この動物園で生まれたゾウだそうです。となりのテリトリーの親子?にちょっかいかけては、逃げて相手側をイライラさせていました。きっとお隣では「躾のなってないガキ」と呼ばれているに違いない。苦笑

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人類の発展に関するパビリオンも有りまして、その建物から出ると目の前は人類最古といいますか、人類最初?の人とよばれる「ルーシー」さんのレストランが。一体何のメニューが出てくるのか怖すぎて注文できない。。。

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家の暖房で何を燃やしていいのか、何を燃やしてはいけないのかを子供向けに説明したもの。こんな子供目線のエコ啓蒙展示もあちらこちらにありました。

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 動物に関しても、違法取引に関する情報や象牙や民間療法のために捕獲・乱獲される熊などの情報もかなりビジュアルに展示されていて、教育に力を入れている模様。

 

 

 ちなみに、ヨーロッパでは数年後にプレスチックの使い捨てフォークや皿などの使用・販売が禁止されます。それに先立って、すでにスロバキアの某都市では2018年のクリスマス・マーケットにおいて屋台の出店者にプラスチックではなく自然界に戻る容器の使用を義務付けました。「まだ時間があるのに・・・」という文句が出店希望側からなくもなかったそうですが、「出来ることからすぐに始めなければ!」と言い切ったお上。

この町の責任者、見直したわ!