幻想と幻想チック
昨日、ポーランドの南で開かれていました国連環境サミットが終わりました。
温暖化が騒がれていて、各国で大気に放出する二酸化炭素を制限しよう・・・というのがメインのひとつだったはずなのですが、開かれた町は炭鉱で有名な町。汗
世界が石炭エネルギーから太陽、もしくは風力エネルギー(この風力エネルギーに関しては建設場所を吟味しないとコウモリや鳥が相当数激突して命を落とすのでエネルギーだけでなく動物の専門家の意見も取り入れる必要があるでしょうね)などの「空気を汚さないクリーンな」エネルギーを模索中の中、この国の大統領、国民に向かって「ポーランドはまだ200年は石炭(エネルギー)あるからね」と言っちゃうし。
さらに、開会式には世界の出席者を炭鉱扶たちのオーケストラで出迎えたから、ポーランドの環境団体は目が点。
私、唖然ぼーぜん。
さらに、この町のサミットのスポンサーが炭鉱企業と聞いたときには大笑い。
ブラック・ジョーク、極まりすぎ。
温暖化で、世界中で今までになかった規模の自然災害が増え、ポーランドもありえないような熱波が夏に繰り返されているのに「夏なんだから暑くてもいいでしょう」という人たちが一定数いるんですね。だから、石炭つかったって、いいでしょ!という発想。
ペレックの近所、昔ここに引っ越してきた当時は冬になるとあちらこちらの家から黒い煙がモクモクでていました。石炭で暖を取る家が多かったんですね。中には、ごみを燃やす家もかなりあったので(今は禁止されています)、黒い煙どころか、毒々しい七色?の煙を出す家すらありました。
だからこの地域、気管支炎にやられている人すごい多いんですよ。
空気の悪さ、時に中国を超しますから。
最近は、石炭を使う一般家庭が町の中では減ってきましたけどね。
だから、国民の医療費も莫大にかかっているのに、、、なんで利益すら出てない炭鉱を閉めないかね、、、。
冬になると時に警報で「特にお年寄りや子供は、本日の外出は控えましょう」と流れますからね。
散歩が健康にいいというのは幻想だったようです。
幻想でも、幻想チック?なのは好きなペレック。今年のツリーは銀と白と青にしました。写真で観たら、下が何気にさびしい・・・もうすこし銀をぶら下げよう。