見えない恐怖 見えても恐怖
先日、寝る準備をしようと最上階の自分の部屋に向かったときのこと。夏場は特に夜になると部屋の電気をつけない私。下手につけて、蚊でも紛れ込んだらいやなので、暗闇?の中をさまよっていたのですが、髪の毛を止めているゴムを取ろうとしてふと、頭に手をやると
「ん?」
髪の毛でもない、ゴムでもない触感がありました。
ぶどうの乾燥したツタでも髪の毛についたかな、と思ったその瞬間、私の首元でシャワシャワと何かが振動する感触。
「キャーーーー」
ホラー映画を見てなくても、ボイストレーニングを毎日積んでいなくても、かなりの音量で叫んだようで下の階から旦那と息子がバタバタやってきます。
一番到着の旦那が部屋の電気をつけて「なんなんだ!」と叫ぶのと同時に私の目に入ったのは、巨大なバッタが床を飛んでいる姿。
もし、はじめからバッタとわかっていたら、叫び声などあげなかったと思うと「見えない」「わからない」というのはなんて恐ろしいんだ、と再確認。
今年はいやにバッタが溢れかえっていた年でした。家の中から何匹放したか・・・。
蜘蛛もちょくちょく見かけますが、あまり気になりません。さすがに階段なんかに巣を張られると移動してもらいますが、地下室ならあまりどころか、まったく気にもなりません。
でもねぇ、もし見えてても、わかっていても数メートル離れていても恐怖を与える存在があるんです。
はい、ご名答。
ゴ○ブ○ですね。
うちの子供たちも日本で何が怖いって、このゴ○さんだし。苦笑
娘も先日帰国した際「よかった~今回は一度も見なかった~」と喜んでいました。
存在がわかっていても、遠くにいてもこれだけ恐怖を与えるこの虫、ある意味すごいわ。
幸い、ポーランドでは一度も見たことがないので(高層住宅や寮にはいるそうですが、日本在住、といいますか生息のでかくて黒光りするやつはいないそうです)自宅で遭遇する心配はないのですが、もしいたら、きっと私も暗闇で移動するのはやめるだろうな、うん。