買い物は「神経衰弱」戦

 

 

 昨日、近所にあるエコ食品専門店に買い物に行きました。歩いて5分なので、当然歩き。10時過ぎの、まぁ、主婦がお買い物をする時間帯(?)に出かけたのですが、通り道がすっからかん。ゴーストタウンのごとく、人が歩いていません。もちろん、ポーランドはすでに外出制限がかかっているので外に人が少ないのはわかっていましたが、このガラガラさはすごい。

 

 さらに、お店に行くと、あれ、おばあちゃんが入り口の横に立っています。ああ、もうマックス数の客が中にいるのね。私も外で待つのね、と思っていたら、なんと、店員さんが「ごめんなさいね~、注文は窓からしてください。中には入らないでください」と。おばあちゃんは、『ああ、そう』といいながら、23品注文しています。

 

 さぁ、困った私。買い物するときにいちいちメーカー名なんて覚えていませんもの。だいたい、どこの棚にあるか、とパッケージがどんなだったかという視覚の記憶で買い物する女なので、それを口頭で第3者に伝えるって、伝えなきゃ買い物ができないなんて、あんまりじゃありません?

 

 私の番になり、実は私この店でハムをいくつか買う予定だったのですが、さて、現物見ないと注文できない。でも、ここで注文しないと買えない。

 

 私「えーとですね、ハムが欲しいんです。一つは水気のないもの、一つは水っぽいも の。いつも買っていたのは、、、思い出せない、、、」

 

情けないけど、思い出せないその名前。

 

 お店の人「う~んと、じゃぁ、今からここの窓から見せるからね」とハムを数種類取り上げて切り口を見せてくれます。

 

 ああ、これならなんとか。と見せてくれた順番で1番目と3番目を150gずつお願いします。

 

 次は、別の商品。棚の位置は把握していたので、商品と大体のパッケージを伝えたら、窓の前に8品も持ってきてくれたのですが、私の欲しいものじゃない。でも私の欲しかったメーカーの別商品があったので、「このメーカー」と言ったら、「よしきた!」とさらに数品別の品物をもってきてくれ、窓の前でお披露目。おかげさまで目当て品をゲット。

 

 支払いも、カードで読み取り機に近寄せるだけなので、店の人との接触がありまん。ここまで徹底、すごいコロナ対策。

 

 別にディスカウントのスーパーに出かけたら、無言で買い物ができるんですけどね。でも、地元の店でもお金を落とさないと、町から小売店が消えてしまいますからね。

 

 しかし、買い物にこれだけ記憶力が必要になる日が、こんな早く来るとは思いませんでしたわ。苦笑 もうちょっと自分の記憶力、あげる努力をすることにいたします。今晩から、子供たちにトランプの神経衰弱につきあってもらうことにしましょう。