未来の食は過去にありけり

 

 

 先日のラジオ収録、テーマはポーランドの「おうちごはん」でした。(放送は22日の日曜日のFM802 SUPERFINE SUNDAYとなります~お時間のある方はどうぞ!)

 

 コロナ騒動がポーランドで始まってから、家族4人全員で在宅というのが半年近く続きまして、9月末に娘が実験や仕事があるという事でお籠り一抜け?で家を出たのですが、今現在もほぼ毎日、自分含めて毎日のごはんを作っております。

 長すぎる、という噂(じゃなくて、マジで長すぎ)の夏休みでさえ3か月弱なのにそれを優に越したこの子供達の在宅。

 

 ノートに毎日メニューを書き出して、あまり似たものが被らないようにしていたのですが、それでも気が付いたことが一つ。

 時間の経過とともに日本食が増えているんですね。

 

 ていうか、「そりゃぁ、あなたがポーランド料理のレパートリーが少ないからでしょう」と言われたら「そうかしらん?」と、反省をしてみなくもないけど、いや、というより、毎日食べても日本食は体に優しい。ポーランド料理、やっぱり毎日食べると胃にもたれるんです。醤油とみりん味ベースで育った我が家の子供たちは日本料理が続いても当然問題なく、義母のポーランド料理ベースで育った旦那は時折「今日は僕が作るから休んでいいよ」といいながら、ガッツリ肉を鍋に突っ込んだりするのですが、基本日本料理で問題ないのでありがたい。

 

 我が家の炊飯は、土鍋。日本から腕がちぎれる思いで持って帰ってきたものですが、そのかいあって子供たちにも「炊飯器とは味違う」と絶賛好評中。我が家の旦那はタイ米やヨーロッパのレストランで出される米とは違う、という認識があるけれどさすがに炊飯器と土鍋で炊いたご飯の差がわからないらしい。

(彼にも共感してほしかったけど、外での白飯より家のほうがおいしいというのでよしとするぐらいの心の広さは私にもある 笑)

 

 そこで気をよくした私。こちらただいま色々屋外の行動制限があり、もう、本当に今現在の楽しみといったら『おいしいご飯を作って食べること』と即答してしまいそうな勢いなのですが、その勢い余って?ついにお櫃まで注文してしまいました。

 

  他の方が最新式のコーヒーメーカーとか、いろんな機能満載のミキサーなど、ハイテクを駆使した台所用品を選んでいる中、お櫃ですよ。まさか、自分でも21世紀のポーランドに日本のお櫃を引っ張ってこようとは思いもしませんでしたが、おいしいご飯は最強です。

 

 

 食といえば、先日ようやく終わったリンゴ収穫。温暖化のせいでしょうか、11月なのにまだリンゴがとれる。

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私は下で桶をもってスタンバイしていますのよ。

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 リンゴのジャムの瓶は50を優に超えました。