勝手に縁をもたせてもらいます!ノーベル文学賞受賞者

 

 

ペレックと旦那の出会いは、20年以上も前にノーベル文学賞を受賞したシンボルスカさんを祝って催された大使館主宰の「詩の夕べ」というパーティーでした。当時二人とも学生だったのよねぇ、、、←目を細めて遠いところを見てしまう

ということで、私たちの中では彼女を勝手に仲人さんに祭り上げているのですが(苦笑)、先日このブログでも登場したオルガ・トカルチックさんがポーランド人として今年のノーベル文学賞を受賞しました。

サイン会には駆けつけるほどの彼女のファンなので、だんなと、「わーよかったね~、私たちノーベル賞とる人たちと縁があるわよね~」と勝手に喜んで、さて、ポーランドのメディアはどう取り上げているのかとチェックしてみたら、、、

あはは、、、

彼女、今の政権を「民主主義じゃない」とばっさり批判しているので、政権よりのメディアはいまひとつの盛り上がりよう。それ以外のメディアはちゃんと祝福ムードでしたかね。

それでも、受賞のちょっと前に、日本で文部科学省にあたるのポーランドの文化大臣が「彼女の本てね~なんだか読み終われないんだよね~(つまらなくって!)」というディスった発言をしていたのですが、彼女のノーベル受賞発表後は「取り返したい(読みなおしたい)と思います」と言ったそうな。でも、国民から相当バカにされた気がしなくもない、、、だって、彼女の本が読めないって、読解力がありません、て胸張って言ってるようなもんですからねぇ。

彼女の作品というよりは、彼女の思想が相容れないからと作品自体を否定する人たちも相当います。

ポーランド、国全体が「思想」「支持政権」によってどんどん社会が深く分断されてきている模様です。

 

こちらはそろそろ選挙、我が家は私以外はみな投票予定です。(私は選挙権がありませんの。トホホ)