私の時間 あなたの時間

 時間に正確な人って、国民性というよりは人間性なんでしょうね。ポーランドにも先日登場したKちゃんのように、時間厳守の人もいれば、「あなた、人の時間を玄関の砂埃程度に考えていらっしゃいます?」と、にっこり、そして胸ぐら掴んでお尋ねしたい方もいます。

 

 先週末の日曜日はすごかった。この日は授業がないはずだったので、多くのクラスメートは仕事やら研修、家族のある人は家のことで手一杯の日だったのに突然朝の10時に、学校から「今日授業ありますよ!出席してください!」とかいう分けのわからないメッセージが携帯に。

 

 次の瞬間、クラスメートで立ち上げたSNSグループ内広場で、同じメッセージを受け取った彼女たちが『なんじゃ、こりゃ?!』の大合唱。

 

 次々と確認の電話をしたひとがいたようで、学校側ははじめは「言い忘れてたんですよね。でも今日あるので来てください」とかなり斜め上をいったような高飛車な言い草。

 

 寝言は寝てから言って頂戴。

 

 何が悲しくて、日曜日の朝10時に、突然学校に来いなんていわれなきゃいけないのよ。

 

 そしてグループ内広場で「時間があっても行くんじゃない!誰か一人でも学校に現れたら向こうの思う壺よ」と、行かないことで満場一致。

 

その間も、次々と怒りの電話が舞い込んだ学校も、だんだんトーンが落ちていって別の日に組みなおすということで話が落ち着きました。

 

なにゆえに、私たちが暇人だと思っているのでしょうかね。

 

 8時に始まる授業のはずなのに、当日の10時になって当然のように連絡してくるって、この神経がわかりません。

 

 日本人は時間きっちりしてるからね~、そんなことない、と思いたいけど、いえいえ、学校じゃないんですがプライベートですごい時間感覚の人を知っています。いろんな人の話を聞きましたが、この話が一番記憶に残ってるわ~。

 

 彼女とのデートに、自分の住んでいる町の駅で待ち合わせしたくせに、彼女が到着して駅から電話して初めて自宅を出たという男性。それも、何かをしていたんじゃなくて、計画的といいますか作為的遅刻。

 え?彼女は本命じゃなかったんじゃないかって?う~ん、このお二人、結婚したんですよ。

 

 みな各々の時計を持っているっていっても、太陽時計だってそんな誤差ないでしょう、と思うんですけどね。

 

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こちら、某知り合いの腕時計。