時間に追われた週末とKちゃん

 木曜日にポーランドの北、グダンスクに用事がありまして出かけておりまして、金曜日に再び南部の家に戻ってきまして土曜日は朝の8時から学校、という、もう、いい加減自分の体をいたわる年?なのに、私何をやっている?という強行プランをつっぱしって、、、日曜は休もうかと思っていたのですが原稿の締め切り文字がガッツリとスケジュール帳に書かれていたのを目撃してしまいました。

 ということで、先ほど原稿を仕上げた私はもう、脳みその中だけ船酔いというか二日酔いというか、もう泡がシュワシュワ出ている感じです。←わかってくれる人、いたらいいわぁ・・・。

 

 土曜日は授業で縫合の実習でした。私は鶏の脚をじゅんびしたのですが中には豚の腿、豚の足先という人もいて、彼女たちは針で糸を皮に刺すときに英語でいう「Fワード」がガンガンでていました。(豚の皮って、結構厚いんですよ。だから縫合がとっても大変なんですね)

 

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 何種類もの縫い方がありまして、皆真剣に針を動かしていたのですが、今年20歳のKちゃんは「は!次に彼氏が靴下のほころびをなおしてくれとか言ったら、この図の中から選ばせてやる」とつぶやいていました。

 

 おお、彼女が靴下のほころびをなおすんだ。

 

 彼女は(いろんな意味での)武勇伝には事欠かない、という今時の20歳なので彼女がお天道様が高いときからアルコールを片手に持っていて、道端で喧嘩していても驚かないのですが針を持つという姿がイメージできなかったので心の中で真剣に驚き、拍手喝采をおくりました。

 

 かなり複雑な子供時代をすごしていて、普通の子が通ることのなかった道を大人の都合で歩まされた感のある彼女ですが、基本的にクラスメートには優しくて正直な彼女。そして時間に正確なので、一度本人に「いつも時間に正確だよね、すごいね」と声をかけたらエヘヘとテレ笑いながら「でも、それ当たり前のことだよね」と言った彼女。

 

 Kちゃんが、これからいい人生をおくれますように、と願っているペレックです。