ポーランド狂詩曲

 

 

 只今、自主的自宅隔離のポーランド。家ではいつもよりニュース欄に目を通すことが増えております。

 

 政府の大々的に打ち出した?経済面政策に目を通して思わず笑ってしまいました。店などを強制的に閉めなければならなかったところ、工場ライン自体が止まっているところもあり、経済的打撃はまだ未知数(でもマイナス確実)の状態です。

 ということで、国の支援策として事業主に税金を3か月滞納してもよい、といっていますが、4か月目からは『今までの滞納分を合わせて』払ってね、という内容。事業主さんたち、目が点になっています。多数の国で完全免除などの支援策が出ている中、どうしたこれは?今でも青息吐息の中小企業が4か月目にいきなり、ウィルス騒動が終わったらすぐに今まで払えなかった税金を払える収入があるはず、という計算でしょうか。

あるわけないでしょう・・・。

 

 学校の先生たちは、教育相が推奨するeラーニングのビデオなどを作成して授業をとりおこわないと給料カットされるとか。ただえさえ、ポーランドの教員の給与は低いのに、そりゃないです。どの教員もビデオを作製できる性能のあるコンピューターやネット環境があるわけでもないですからね。ポーランドのド田舎にいくと、ネット環境が悪いどころか、つながっていないところもまだあるそうですから、そういう子供たち、教師はどうするか、現場に放り投げ状態だそうです。放置プレイ、ここまでくるとある意味立派です。

 

 国境をぱっつん、と閉めてしまったので、急いで西側から自分の国へ自家用車戻っている最中であったバルト3国の国民が、ドイツとポーランドの国境で立ち往生している姿もあります。バルト3国の新聞紙が「あ~け~て~」と大々的に叫んでいたようですが、さて、そのような結末を迎えたのか。

 

 さて、なんとか普通の生活を送ろうと頑張っている我が家ですが、歯医者も次々に診察終了をだしているので(確かに感染する可能性が高いですからね)、歯の弱い私はただただ、この期間に歯が悪くならないように祈っています。祈りの言葉?は、もちろん「病は気から」。苦笑

 

 

 

 

イワシのマスタード漬けは夫の担当メニュー。(写真は下準備中)彼ともう一人の買い物客が魚屋の店内で買い物をしている間、次の客は外で並んで待っていたそうです。

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