森の中と町の中
先日、開拓地の整備にいい加減疲れ、その後ろの森のほうにふらふらと出かけた私たち。テレワークで疲れて森を歩くならまだしも、開拓疲れで森を歩いて意味があるのか、それで疲れが取れるのかよくわかりませんが、とりあえず森の中を歩いておりました。
実はこの村の会合名称が「ヤゴダ(ブルーべリーの意)」というのを耳にしましてね、『てことはさ、森でブルーベリーがとれるんだよね、きっとそうだよね』と自分自身に言い聞かせながらありそうな場所をきょろきょろと目をさまよわせておりましたの。←結局休んでいない 苦笑
ありましたよ。
無駄に「ヤゴダ」という名称をとっているわけではなかったようです。
ということで、今日は朝から開拓地の仕事をちゃっちゃと済ませて、旦那とブルーベリー狩り。長袖長ズボン、私に至っては長靴まではいて、首にもバンダナを巻き付けて完全防備。はい、アンチ蚊とダニ対策でございます。森から出たら、かなりむさくるしい恰好ですな。
観光客の来るような森ではないので、旦那と私だけかとおもいきや、いや、すでに狩り?を始めているおばあちゃん発見。70歳はいっていそうな彼女。長袖長スカート、さらにスカーフですっぽり頭を覆い隠して彼女も完全装備で草木のあいだに腰を低くおろし、ブルーベリーをとっています。
遠くに映っているのはウキウキと採っている旦那
「おはようございます~」と声をかけてチラっと彼女の手元を見れば、まるでコンバインのごとく、両手の指がベリーをつかんでいます。
すごっ。
こういうのも、こう、熟練工じゃないけど、若さや気合じゃ勝てない経験がものをいう分野のようです。きっと2人で採った私たちよりも多くのベリーをかごの中に放り込んでいたにちがいありません。
本日の戦利品
さて、最近開拓地の話ばかりで、なかには「この人文化的な生活送ってるのか?」という疑問が芽生えてきた読者の方もいらっしゃるようなので(ほんとですかね・・・)、先日友人のオラちゃんと日本の屋台に出かけたときの写真をこちらに。
ウサギはオラちゃん、女狐は私でございます
こちら、日ポのご夫婦でポーランド中を舞台に活躍されているYaki Kingu。
日本食の屋台を展開されていて、さらに書道5段(!)だという奥さんが書道のレッスンもしていらっしゃる。さらに、ご主人が、これまた日本語がのけぞりかえるほど達者な方で、私はひそかに築地の市場で卸の仕事をされていたことがあるんじゃないかと疑っているのですが、話のテンポの良さは日本人顔負け。
私は梅酒のかき氷とお好み焼きをいただきました。美味しかった~。
なんだか、日本の盆踊りに思いをはせた、ちょっとセンチメンタルな気分になった夜でした。