諸行無常の響きあり

 先日、とうとうシベリア鉄道経由の荷物が届いて驚いている私です。ていうか、頼んでいた荷物が届いて『驚く』っていうのはどうよ、と自分でも思うのですが、これがまたかなりいい状態で届きまして(段ボールの端がピシッとしていて、よれてないんですよ。さらに開けられた形跡もない→盗まれてない)驚き感が2乗。

 日本とポーランド間の空の郵便が閉まっていた折に、背に腹は代えられぬ、の勢いで頼んだ船便(という名のシベリア鉄道便)ですが、このコロナ騒ぎでもジャスト2か月で届きました。

 

うん、悪くない。

 

っていうか、値段も考えると、かなりいいかも。

 

その事実にうっとりしていましたら、空の便も動き始めました。普段に比べれば時間はかかりますが、それでもうれしい空の便。海外在住者にとっては命の綱のような線ですね。

 

そしてうれしいような寂しいような郵便物も届きました。

 

先日すでに連絡は受けていたのですが、『愛犬の友』7月号をもって休刊となりました。

 

 

ちなみに雑誌の上方にある木は、建築材のサンプル品です。家の外壁やら床やら、開拓地が「開けてもない」のにやることは山とある・・・。

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 2冊まとめて送られてきたのは、前号の時はロックダウンで日本とEU間の空が完全封鎖されていたため前号の見本誌をまだ頂いていいなかったんですね。ということで、最後はボリューミーな2冊がまとめて届きました。

 

 

 こちらは10年以上前、私がライターとして頑張っていこうとした時に背中を押してくれた非常に思い入れのある雑誌でこの休刊情報は個人的にかなりショックでしたが、最後の刊に執筆できたのは正直うれしかった。

 

それにしても、ずっとずっと続くものなんてないんだな、と諸行無常というのでしょうか?仏のような悟りを感じ入った私です。