オレオレ詐欺
更新、めちゃくちゃ滞っていましたね。汗
実は7月の頭から、子供たちが二人とも大学のある町のインターン先に向かいまして家を出ました。長かった・・・・私の人生で一番長い(子供の)夏休み?といいますか、子供たちが朝から晩まで家にいるという生活が1年半続いていましたからね。
その反動?で7月は自分を思いっきり甘やかしましていましたの。
はい、何もせず、何もせず、ただひたすら、何もせず。
オホホホホ・・・・。
家造りの方は、ぼちぼち、本当にゆっくり進んでいまして、先日は家の雨戸の素材を見に別の町に出かけておりました。この町(いや、違う。これは村ですな)が、実は旦那の母方の本家があるところでして、旦那が「ついでにちょっと挨拶に行きたいなぁ」とかぼやいておりました。私的には、『こら、突然分家のそのまた分家のような人間が、それも日本人を連れてやってきたらめちゃくちゃ怪しいじゃんよ。それはもう、立派なオレオレ詐欺まがいだよ』と思っておりました。
だって、突然家に知らない誰かがやってきて『親戚です~』なんて言われてもねぇ、困るってもんだわ。
とりあえず雨戸を扱う家というか会社に出向いて、いろいろと話している途中、やはり自分の本家がここにあるというのを言わずにはいられない旦那。相手は若い人だったのだけど「本家の苗字は?ああ、***家ね。ちょっと待ってくださいね」と、母親を呼んでくる。
母親はすぐにやってきて、あれやこれやとお話してくれて、村で撮った写真をもってきて見せてくれて、これはなかなかよく獲れた写真集だったのでみていると、ん?なんだか知ってる顔がある。
よくよく見たら、私も知ってる旦那の叔父さんが写真にいた。
「あれ、これ叔父さんじゃん」
と話すと「あらそう?ああ、そうだ。この彼の姓も***だわね。時々この村にやってくるのよ~」と。
ここで、オレオレ詐欺の疑惑は溶けたのかどうだかわかりませんが、母親のほうがが「歩いてすぐだから、本家、行ってらっしゃいよ。あ、戻ってきたら、うちでお茶でもしましょうね」と。
その半端ない、もてなし感になんだか申し訳なく半分顔が引きつる私を横に、旦那はもう、ウキウキ。
村の中心。ここは、幼稚園も学校もない村です。買い物するにも隣町へ。ただ、卵や牛乳は、あさ籠の中にお金を入れて門の前にぶら下げておくと、品物がはいっているそうな。
(※ 昨日張り付けた写真は、隣町の中心地のもので間違えました!すいません!!!)
そして歩いて80mぐらい先の家のドアをノックし、分家の云云かんぬんだと説明すると「じゃ、まぁお茶でも」と庭に誘われ昔話に花が咲く。
私にはさっぱりわからん親戚の話がたんと出てきて、暑さと卓球選手権のような会話を聞き続け意識がなくなりかけたところで、お暇をすることに。旦那はそれは楽しそうだったから、まぁ、いいでしょう。
その後、先ほどの雨戸の会社の母親には一応、挨拶はしてお茶は辞退して帰ろうと思っていたら、息子のほうが待っていて、「じい様が話したいと言ってるので、お茶していってください」といわれ家の中へ招かれ、お爺様を囲んでお茶会。突然の客にちゃんとケーキまで出るのが素晴らしすぎる。こちらのお爺様、90歳は超えている方なのですが、まぁ、しっかりしてるんです。握手の時も握力ちゃんとあるし会話が普通に成り立つんです。旦那の本家(で既に他界している)の人を数人覚えているらしく、あ~でもない、こーでもないと和やかにお茶をいたしました。
ちなみに、こちらのお母さま、「息子のところで雨戸買わなくてもいいから、また遊びに来てね。楽しかったわ~」って、、、いやいや、お母さま、もしかしたらすごいやり手の営業部長かも。苦笑
旦那のセンチメンタルもあるし、こちらの雨戸は日本の焼杉の技法をとりいれているものなので多分こちらでお世話になるので、次回は購入時にでもまたお伺いする予定です。
しかし、よく本家の人はよく私達を追い出さなかったもんだ、といまでも感心しております。