田舎移住の鬼門?あいさつ回り

 

 

 先週は田舎暮らし予定の人必須の、近所へのご挨拶に出かけてきました。

 

 田舎の人間関係の濃さ、これは世界各国共通だと思います。挨拶の順番まで気をつけなければいけないと日本の田舎に移住した人の記事を読んだことがありますが、こちらはどうなんでしょうね。

 とりあえず旦那と『ひとまず、村の人を把握しているかつての村長さん(今はこの地域も格上げ?になって村ではなく街?になったそうで、村長さんの役職はないのですが、まぁ、でもこの一帯の重要なお方といういう認識で間違いないと思う)からいこうかね』と夕方突然訪問。はい、町の中では嫌がられるこの突撃訪問。ポーランドの田舎のあるある、的な訪問風景です。

 

 門に鍵がかかってるわけでもなし、犬がいないのを確認して敷地内にそのまま突撃。玄関のベルを鳴らして『ん?だれも家にいないのか?』と思った頃に、玄関先でガタガタ音がして、開けてくれたのは村長さんのご主人。『これからこの土地のどこどこに移ってきます、よろしくお願いします』と旦那が代表で挨拶してちょっと世間話しても、私の出身地に一度もふれてこない。

 どう見ても外人面の私の出身地、気になるだろうなぁ~と手土産を渡しながら「日本のお土産です」と、手土産を渡すと彼の目がキラリ。

 『お?日本の方かね?息子がね~日本が好きで好きでね~。。。』と先ほどよりはるかに愛想よく話始め、さらには今奥さん(彼女が昔の村長さん)が自宅に併設している博物館を掃除中で申し訳ない、でも博物館も見て行ってと案内してくれてなかなか楽しいひと時を過ごさせていただきました。

 

 掃除中だった元村長さんともお話しして、いい感触のまま、次は我が家から一番近い家(っていってもまぁ、距離はある)にもご訪問。ここも庭の門は開けっ放しだったけど、敷地に足を踏み入れるやすぐ外に出てきて『ちょっとお茶しましょうよ!』と誘われることに。

 すでにあぜ道を走る我が家の車の噂は人々の口に上っているらしく、我が家のお隣さんはすでに他の近所の人からも『あんたの家の方向に行くあの車、お宅の客?』という質問があったらしい。汗

 次に挨拶に行くならあの家に行ったほうがいいというアドバイスも頂くことに。どちらにしても、感じのいい隣人でホッとした私。こちらも日本人だとカミングアウトすると『あらぁ♡』という反応で、日本で調達した手土産に喜んでもらえてよかった。

 

 

 

 来年の春には村の中の狭い道をぶっちぎって我が家の建設工事をする車が入る予定なので、今からごあいさつ回りに走る私たちでした。

 

 

 挨拶後に敷地内のナッツを集める私。

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