有料の笑顔 

 昔々、ファーストフードでスマイルが無料!という宣伝をしていたのは日本だったでしょうか、ポーランドだったでしょうか。

 いまひとつ、記憶が定かじゃないのですが、先日『う~む、ここは笑顔はタダじゃないね』と思った場所がありました。

 

 どこですかって?

 

 (もちろん 苦笑)医療機関です。

 

 ポーランド、医療機関は基本無料です。

 

 でも、受け入れ人数に制限があるので、かかりたい科にすぐかかれるわけじゃありません。手術なんて数年待ちはあたりまえ。がん患者でも、国の医療制度だけで治療しようとしたら、数年待ちは普通。。。って、そんだけ患者待てるのか?っていう疑問、皆持っていますが制度はまったく変わりません。

 そんなのがいやだ、という人は有料の医療保険を買います。そうすると、かかりたい科にすぐかかれ、数年待ちの長い列がなぜか数週間後になったりするんです。

 

 ペレックの旦那の会社がプライベート保険を家族にかけてくれているので、我が家も国の医療機関を使うことはめったにないのですが先日採血だけだったので最寄のプライベートと国の両方の医療機関が入っている診療所に出かけてきました。

 

受付は皆一緒。

ということで・・・受付からひさびさのカルチャーショック。

受付感じわる~い!!!

さらに採血待合では、部屋の中から聞こえてくる会話、、、じゃないな、一方的な看護婦さんの言い方がこわ~い!!!

 

 本気ですか、これ、、、と唖然としている間に子供の番。

 

 子供が入っていくと、、、看護婦さんのトーンが変わった。

 

 感じ悪さがなくなっている。

 

 プライベートの患者だからかしら?と疑わずにはいられないこの変わりよう。

なにかマニュアルでもあって「プライベート患者には物腰柔らかく」とでも書いてあるんじゃないかと疑っているペレック。

 

 う~む、、、、と悩みながら翌日、その結果を手にプライベート医療機関の建物に入って受付をみていると受付の人が皆笑顔。

まぶしい位に素敵な笑顔。

 

『あなたの笑顔にはいろんな意味で価値があるのね』と受付担当者を眺めてしまいました。

 

「ポーランドの国民医療機関で何を期待してる!」

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そうよね・・・