便りがないのはよい便り

 

 ポーランドで、子離れできていないといいますか、子供が問題にぶつかったらすぐヘリコプター並みの速さで駆けつけて解決してくれるママさんのことを「ヘリコプター・ママ」と呼びます。

 

 このタイプの親が年々増えているといわれておりまして、子供の携帯と繋がりっぱなし、という感じでしょうか。

 

 我が家の娘にはっきりといわれました。

 

「うちにはぜんぜんあてはまらないね」と。

 

 はい、私「便りがないのはよい便り」を地でいく女なので、子供たちが学校の遠足に出かけてもこちらからは電話したことがありませんでした。

 子供たちも用がなければしないので、学校主催の旅行中まったく連絡を取らなかったこともあるのですが・・・なんと、ほとんどの親は子供たちに電話をかけていたとか。また、子供たちも夜な夜な電話しているケースも合ったようで、子供たちも私も「へー。。。」と見ておりました。

 

 友人だけと泊まりで出かける、一人で遠出する場合は「現地についたらそこで家に一回連絡を入れること」というルール以外はないのですが、たいてい心配そうにうろうろしているのはうちの旦那。

 

 さて、そんな娘もそろそろ一人で日本に行く日が近づいてきました。ワルシャワで乗り換えて、東京で乗り換えて、さらにもう一本。問題なく目的地に着けばいいのですが、問題が出ても、いつか懐かしい笑い話になるでしょう。いや、笑い話になるように自分で解決して頂戴ね、というのが本音かしらね。苦笑

 

 私も彼女の年(だったかな?)冬に一人でモスクワ経由でポーランドに旅行したことがあります。今でも鮮明に覚えているあの体験。何歳になってもいろいろ経験を積むことはできるけど、その経験への感動度がやっぱり若いときのほうが鮮明だったのは事実です。(そのころから、「便りがないのは・・・」をやっておりまして、ポーランドについて数日してから念のためにと実家に電話したら、こっぴどく怒られました←当たり前 )

 そのときのいろんな体験感動が心の中でずっと生き続けてるのを知っているから、若い人たちに「若いうちにいろいろな体験をしておいで」と言ってあげたい。

 

 かわいい子には旅をさせよ、という諺を身をもって感じる今日この頃です。

 

旦那の仕事用スーツケースにもぐりこみ旅行する気満々の黒猫リリットさん。

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