心ざわめく夏休み

ただいま、今年受験生だった本人とその家族は落ち着かない夏を迎えております。

 

本日、高校卒業試験の結果が全国一斉に発表されました。

 

我が家の息子も朝、私が買い物に出かけている間に自分の点数が知れたようで(点数は生徒が自分でネットで調べて、証書を卒業した高校にもらいに行くというスタイルです)、携帯に電話がかかってきました。そこそこ、点が取れたようでこれから希望大学に申し込みです。で、大学入試の結果がわかるのが、たいてい7月の半ば。その後、補欠の繰上げなどが行われたりしますのでまだまだ気を抜けません。が、大学はそれこそいくつでも申し込みできるので希望の大学じゃなくても、その分野へ入学はできます。(例外は医学系)

 

が、問題は希望を3校ぐらいしか出せない今年高校受験をした子供たち。

 

現政権が「中学校なくすわよ~!小学8年生、そのあと4年生か5年生の学校のシステムにするからね!」といって数年。そして今年がその最後の中学生と最初の小学8年生が高校入試でバッティングする年となりました。だから、単純計算すると例年の倍の数の受験生がいるんですね。

 

一般高校生の枠が希望者より少なくて、いまあちらこちらの町で半ばパニックになっています。ポーランドは18歳までは学校に行く権利、といいますか、通う義務があるので希望高校に入れなかったら運よくてあいている高校、そうじゃない場合はストレートで大学進学が不可能になる職業学校に通学せざるを得ない可能性も出てきます。

 

だって、学校の建物もゴムのように伸びないので定員枠を例年の2倍にするのは物理的に無理、という校舎が数少なくないんですもの。それに、学校の先生の数だって春のストライキ以降、減る一方だとか。

 

いやぁぁ。。。この混乱っぷりは見ていて恐ろしい。

 

そして、その原因を作った文部大臣は「じゃ、あとはよろしくね」とEU議員になってブリュッセルに逃避。

 

なんなんだ、この無責任さは!

 

こちらは「自己責任」を命張ってみせつけるクロツグミ。我が家の猫が庭でちょろちょろしているのに、やってきてブルーベリーをジャンプしながらむしりとって食べている・・・汗 

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我が家もまだソワソワした夏休みがつづいております・・・。早く大学が決まって、寮も決まってほしい・・・。