無駄になる食べ物

 ただいまポーランドの国会で、一定売り場面積があり、かつその半分以上が食料品という店(主なターゲットはディスカウント店ですね)は、売り残った食料品をチャリティー団体に寄付を義務付け、それを怠った場合(食料の投棄)は罰金を課すという法案が可決されました。

 

 食べ物を無駄にしない、という方向性はいいんですけど、この政権、なんだか罰するのが好きな政権なんですよね。小売団体も「すでに世論に押されて食料品店も食料を無駄にしない方向に働いているのだから、罰金の法則を作ってないでそのチャリティー団体にスムーズに受け渡しができるシステムを作り上げるべきだ」と不満を表明。

 

 世界中で再び食糧難民の数が増加中だというのに、いまだに食料を捨ててる豊かな社会もあるんですよね。ていうか、私もその豊かな恩恵に預かっている一員なので、その「幸運」に感謝して食べ物を無駄にしない生活を実践中ですが、外食すると時に「なぜその量になる?!」という場面に出くわすこともあったりするのです・・・。

 

 先日の旅行での観察。見た限り(行った店の数も限られていますが)、イタリアの食事の量はそれほど多くないんです。時間をかけて食べるから満腹感もあるし、街を歩く人たちも体のサイズが結構締まっています。が、帰り道のオーストリアのレストランはすごかった。味はおいしかったんですよ。ええ、すごく。でもその量が「へ?!」という量で、イタリア語やフランス語を話していた団体は多くの人が食べきれずに残していました。(ええとですね、ドイツ語を話す人たちはけっこう完食が多くて、これもびっくり 苦笑)

 こういう外食産業ででる無駄な食料の量も馬鹿にならないと思うのですが、どこでも少量サイズを選べることができたら無駄が減るのに、と、すいません、ペレックも食べきれずに旦那に押し付けましたが彼も途中でギブアップしたことを告白します。(この場を借りて懺悔・・・したところで、無駄にしたことには変わらない 汗)

 

 すでに地球上で全ての人が満腹になるような食糧供給の限界をこえたというレポートも出ているそうです。食べ物に感謝して、無駄にしないように頂きたいと思います。

 

こちら、アプリコットの名産地で頂いた「アプリコット団子」←ネーミングが田舎臭い

食べきれるかわからなかったので、旦那と二人で一つだけ注文したのですが、それで正解でした。

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