愛してるけど、財布は別ね♪

 

 

 友人で法律関連の事務所を持っている人がいるのですが、彼女の話に寄れば最近は結婚前に主にお互いの財産権を放棄する、婚前契約をする人が非常に増えているとか。昔は滅多にそんな書類を作成してなかったというので最近のトレンドだそうです。

 

 これは日本でいう、結婚してもお財布は別、というものよりさらに「私の財産に口出ししないでね、どっちにしろあなたにわたらないから」という感じですかね。

 

 大企業の社長令息が、従業員と恋に落ちて・・・で結婚を許してもらえる条件がシンデレラさんがこの契約書に署名すること、というイメージでしょうか。この契約書があると、離婚した段階でシンデレラさんには元ご主人の財産の分与権がまったくありません。

 でですね、サインをするグループの中でもよく見られるのが、クレジットを組みたいと思っても共同財産だと家を購入するときのクレジットをなかなか組めないようで、それで契約書を作る夫婦が増えているそうです。

 

 友人はもちろん、契約書署名の前に「万が一婚姻関係が続かなくなったとき、財産分与請求が不可能」とインフォメーションをしているそうですが、多くのカップルは「大丈夫大丈夫、私たち愛し合ってるから」・・・で、数年後離婚を目の前にして「私だってこの家にお金つぎ込んでるのよ!そのぶんだけでも返して頂戴」というパターンがすくなくないとか。まぁ、でもサインしちゃったら、家の権利を主張してもびた一文、戻ってこないですな。(ま、お別れするパートナーが人間のできた人なら問題はないんでしょうがね)

 

 離婚件数も年々あがっているポーランド。どの書類でも、サインする前には気をつけましょう。

 

ラブラブの時期の踊り。手前の後姿の女性は時期が通り過ぎたかしらね。苦笑

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