開拓は続く
本日から、道を歩くときにはマスク着用義務がなくなったポーランド。店の中や電車、バスなど、屋内での着用のみとなります。
といっても、ここしばらくは家の中か、素早い買い物か、もしくは家を建てるはずだった(けど今年は無理ですね)土地の開発の3択ぐらいでの外出しかなかった私。買い物の時ぐらいしかマスクしなかったなぁ。
先日は井戸を気持ちよく使えるようにしよう、と井戸の洗浄を業者さんに頼むことにしたんです。
が、最近はそういう仕事の受注が減ってるんでしょうね、そもそも業者さんを見つけるところから難航。かろうじて、我が家から30㎞ぐらい離れたところにある会社は、我が家にあれこれ用意しろとどえらい必要品のリストアップをしてくれた挙句にこれまたいい値段をおっしゃいました。そして、そこからさらに30㎞離れている(もぉ、遠いわね、これ)会社は、必要なものは全てあちらで買いそろえてやってくるし、お値段もわるくないので、そちらにお願いをいたしました。
こちらの会社の社長は、そもそも山男といいますか、別の仕事でも山の案内人をしているそうで、根っからの自然愛好家。
そんな彼をも「これはまた、、、すごいところですね」と言わせた我が家の開拓地。汗
彼らが来る前日、なんだか井戸の近くにいくと頭の上で鳥がうるさく鳴くとぼやいていた夫が、なんと井戸近くの地面に巣を発見しておりました。
すごい鳥ですね。地面に巣。親を刺激しないように中を遠目で確認したらまだ卵。井戸から離れると、確かに鳥が地面の中に消えていく。凝り性の旦那が何の鳥だろう、と鳥の声で名前を当てるアプリを入れて調べると「キタヤナギムシクイ」。ポーランド語では、巣の形から「かまどちゃん」てな感じの、えらくかわいらしい名前がついていたので、日本名ももう少しチャーミングなものを期待していた旦那はえらい憤慨しておりました。←怒りのポイントについていけなかった嫁
自然愛好家の社長ですので、鳥の巣の事を話すと「ああ、ほんとうだ。こんなところに。気を付けて仕事しましょう」と。しかし彼のアシスタントはすごかった。
「あほか、この鳥。地面なんかに作りやがって」とビックリ発言。
こいつが社長じゃなくてアシスタントでよかった、と心から思った瞬間でした。
もちろん、臭い井戸の下の潜るのはアシスタント - ご苦労様です。
最低15年はまともに使っていなかった井戸ですので、まぁ、なかからいろんなものが出てくる出てくる。鼠の死骸もぽろぽろと。汗 砂をかきだし、ゴミをかきだし5時間ぐらいですかね。
次の日には、臭くない水がちゃんとポンプから出てきました!
そして卵から雛がかえったようで、親鳥が虫を運ぶ運ぶ。でも、ほかの鳥の雛のように鳴きませんね。
まさかこんな地面の下に鳥の巣が。
親が戻ってきたら巣の動きで反射的に口を開けているのでしょうか。静かに待っています。地面で生まれた鳥ですものね、静かにしていないとすぐに、イタチや猫にやられてしまいますものね。
頑張れ、親鳥!